GANBAAREのはじまり
愛する気仙沼へエールを発信し続けるために、
「GANBAARE(ガンバーレ)!」は生まれました。
津波でたくさんの家や仕事場が流され、たくさんの命が失われた、2011年3月11日、東日本大震災。GANBAAREは深い悲しみと絶望の淵で、それでも気仙沼の復興を信じて集まった地元の職人さんたちによって産声をあげました。
気仙沼には昔から、漁業や水産加工で使われる前掛けやシートを作るシート屋さんがたくさんありました。しかし今回の津波で、数多くの仕事場や縫製工場が流されてしまいました。そこで、職場を失った職人の皆さんが自らの技術で気仙沼のために何か出来ないかと集まり、小さな工房を開きました。
それが、GANBAARE株式会社のはじまりです。
デザインから縫製まで、すべて手づくり。
私たちがつくる製品が、気仙沼が前に進むための力になるように。
気仙沼のシート屋さんは、たくさんのお店や工場の人達に帆布や皮、時には厚いビニールなどで、時代の業種や作業にあったさまざまなものを作っていました。帆前掛け(ほまえかけ)もその一つです。
帆前掛けは、室町時代より漁師さんが古くなった船の帆を切って、腰に巻いたことに由来すると言われています。それは港町気仙沼には大切な、なくてはならない仕事着でもありました。今では仕事も変化し帆前掛けを使う機会も減りましたが、その技術は生き続け、当社の製品に引き継がれています。
GANBAAREの帆前掛け製品は、デザインから縫製まで、すべてが職人たちの手づくりです。かつて帆前掛けが、風をきって海を走る「船の帆」から、私たちの生活に不可欠な「前掛け」へと生まれ変わったように、GANBAAREの帆布・帆前掛け製品が気仙沼の人々が前に進むための新たな帆となり、その心を支え続けるように。そんな願いを込めながらつくりつづけています。
じいちゃん、ばあちゃんから受け継がれてきた
美しい気仙沼の町並みや風景が、ふたたび蘇ることを信じて。
海と山に囲まれた気仙沼。その山には、木々が雄々しく立ち、 やまつつじが美しく咲き、青い空には大漁を祝うかのようにうみねこが舞う。 そんな、以前のように海の恵みにあふれた美しい風景を思い描きながら、「やまつつじ[気仙沼の花]」「黒松[木]」「鰹[魚]」「うみねこ[鳥]」などの柄を使ってさまざまなデザインをおこし、生地を染め、ひとつひとつ丁寧に縫製しております。
この地で生きるためには、海と共に生きることが大切であることを私たちはよく知っています。 これからもそうあり続けるでしょう。GANBAAREも、気仙沼に生きる人々がこの運命に立ち向かい、以前のような街が蘇ることを信じています。 だからこそ、「気仙沼」の文字をデザインに用い、くじけることのないようにとの思いを込めて製品をつくりつづけてています。 上を向き一歩一歩確実に歩んでいこう。そんな私たちの願いが込められているのです。
どうか製品を長くご愛用いただき、気仙沼を忘れずにいてくださることを心より願っております。
この度は当サイトにご訪問いただき、誠にありがとうございました。
気仙沼より皆様のお幸せと健康を願っております。
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